SSブログ

妻は鬼だし、夫もダメでしょ… [教育]

【夫たちの座談会、「嫁が鬼なのか、夫がダメなのか・・・】と題したブログ。
「イクメン」として地位を築き上げたサラリーマン夫3人の雑談だ。
イクメンとしての仕事ぶりや、鬼嫁自慢が展開されている。

鬼嫁自慢だったら僕の職場の同僚の話の方がよっぽど面白い。
そんな話よりも、すこし「鬼嫁、ダメ夫」について考えたい。

少年のころ「ダメおやじ」を読んだ。心根は優しいが、なにをやっても妻の「オニババ」にいじめられるダメおやじ。このマンガ、1970年から12年間連載された。
当時はまだ亭主関白の傾向が強かったが、時代と逆行する主人公を描くことでギャグ質を高めるねらいがあったという。
それが今や「オニババ、ダメおやじ」は現代社会の典型的な夫婦像になり、決してマンガの世界の話ではなくなった。「ダメおやじ」は、図らずも近未来を予想するマンガとなった。

「イクメン」と自他共に認められたサラリーマン三人の「ぼやき」を聞いていると、「イクメン」とはなんだ? という気がしてくる。
 ただ単に妻の「パシリ」で、家事手伝いを分担するだけで、それが「イクメン」というのは少し違うような気がする。
 きれいごとを言うようだが、やはり子どもへの「愛情」が根本にあるべきであり、妻への愛・感謝が心になければ、帰宅するなり牛乳を買いにいかされる羽目になる。
 「こころ」がないことへの妻の怒りだ。
 そして、家庭を「運営する」という意識。やせてもかれても男は家庭の「大黒柱」だ。男たるものは、この気持ちがなければダメだ。
 これは、威張れ、と言っているのではない。牛乳を買いに行かされる前に、牛乳が冷蔵庫にないことぐらい把握しておいて、「牛乳、買ってきたよ。なかっただろ?」そういって玄関で牛乳を手渡すぐらいのことができなければ、デキる男とは言えない。
 家庭が円満に運営できるように、気をきかすことだ。これが現代の「大黒柱」のすることだ。仕事がデキる男は、家庭運営も上手にこなすもの。妻に感謝され、尊敬されることが第一だ。そして決して、「男としてのアイデンティティ」を失ってはいけない。このアイデンティティは、おのおのの「をのこ」が自分で作り上げて行くものだ。

 また、「オニババ、ダメおやじ」の夫婦像で心配なのは子どもの教育だ。
 どんな子に育つんだろう。

 夫婦像がどうであれ、子どもに対しては、本音で人間の生き方を語ってほしいと思う。

 子どもは、「オニババ」からも「ダメおやじ」からも生きる知恵を学んでいくだろう。しかし、「温かい心」は熱伝導、「温かい心」からしか伝えることはできない。

 正直、「イクメン」とかどうでもいいと思っている。育児休暇をとれば「イクメン」になれるわけでもない。もっと、大切な部分に目を向けてほしい。

 僕は、仕事が忙しくて妻を手伝えないときは、せめていたわりのことばをかける。休日は妻に自由な時間をというよりも、子どもと遊びたくて遊んでいる。ふだん遊べないから。日曜日の夕飯を作るのも料理が好きだから。趣味は妻と子どもが寝た9時から11時まで。wiiでヨガをして就寝。

 そんな毎日です。

 マンガの「ダメおやじ」が最後社長になり、オニババと仲良くなったのも、根が優しい人だったからだ。そして彼は、どんなひどい目に遭っても、決して誰も憎まなかった。
 僕は少年のころ、このマンガから人をうらまない、憎まない、そんなことも学んだような気がする。






nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。